診療案内

当院婦人科の特徴

腹腔鏡手術をご希望の患者さま

当院では産婦人科内視鏡学会が定める技術認定を持った医師が2名体制で腹腔鏡下手術に注力できるように婦人科腹腔鏡手術センターを開設します。

腹腔鏡手術とは

腹腔鏡下手術はお腹に5mm~12mmの穴を3~4か所開けて行う低侵襲手術です。
5mmのCCDカメラで用いて行う手術で、傷が小さく行えるため、傷が目立たず、痛みも開腹手術と比べて軽いため、社会復帰しやすい特徴があります。
しかし開腹手術よりも手技が煩雑であり、誰でも行える手術ではありません。
当院は日本産科婦人科内視鏡学会が定める2名の内視鏡技術認定医が在籍しており、認定研修施設に認定されています。
安全に手術が行えるように必ず内視鏡技術認定医が携わり手術を行っております。

腹腔鏡下手術ご希望の患者様へ
水曜日 8:30~11:00 一瀬医師外来
金曜日 8:30~11:00 水戸医師外来
土曜日 8:30~11:00 水戸医師外来
へご受診ください。
  • 婦人科窓口で上記医師の診察希望の旨をお伝えください。

子宮鏡手術とは

子宮鏡下手術とは5mmのCCDカメラを膣から子宮内へ挿入し、病変を切除する手術の方法になります。子宮内膜ポリープや子宮粘膜下筋腫が適応になります
これらの疾患は不妊症や月経過多、不正出血の原因になるため、気になる症状がある場合はご相談ください。

<他院で子宮内膜ポリープ、子宮粘膜下筋腫と診断された患者様へ>

当院外来で手術用より細い子宮鏡を用いて病変を確認した後に手術日程を組みます。
子宮鏡は生理が終了した直後が最も適している時期のため、生理周期に合わせてご受診ください。

  • 子宮鏡検査は終日予約なしで行うことが可能です。
  • 生理中は行えません。ご注意ください。

子宮脱でお困りの患者さま

子宮脱手術とは

子宮はたくさんの靭帯で支えられており、加齢や出産により靭帯が緩みます
緩んだ靭帯は治ることなく、ペッサリーと言われるリングを膣内に挿入して子宮を支える治療や手術療法を行います。
当院で行う手術は膣から行う手術のためお腹に傷をつけず手術することが可能です。

手術療法希望の患者様
火曜日 8:30~11:00 鈴木医師外来
へご受診ください。
  • 初診の場合はお時間をいただく可能性が高いため、余裕をもってご来院ください。
保存加療

保存療法希望の場合は終日対応可能です。
ペッサリーを挿入し3か月ごとに来院していただき、リングの入れ替えを行います。リングにも耐久性があり適宜交換をする必要があります。
また膣内の壁が長期挿入により炎症を起こしてしまう場合があり、定期的な観察とリングの交換が必要になります。リング挿入した方は必ず定期受診をお願いしております。
根治療法(治るための治療)ではないため、通院できる限りは通院していただきます。根治療法は手術療法のため希望の方は外来ドクターにお伝えください。

手術までの流れ

外来診療

骨盤部MRI検査
手術日程相談

インフォームドコンセント
術前検査

入院・手術

外来診療

初診時には内診台で経腟超音波検査を用いて子宮卵巣の状態を確認します。
大きさや症状を考慮し、手術適応の有無を判断致します。

骨盤部MRI検査/手術日程相談

手術療法の場合、初診時にMRI検査の予約をします。MRIで腹腔内の腫瘍の大きさ、位置、癒着の有無を判断します。
画像を説明しながら、手術日を決定します。
手術を行う場合、月経周期をコントロールしてから手術を行うケースが多く、1~3ヵ月後に日程を組みます。

  • 初診日とは別日に検査を行いますのでご注意ください。
  • 閉所恐怖症の方はOpen MRIを行える近隣施設をご紹介します。
インフォームドコンセント/術前検査

執刀医から手術に関して、ご家族と一緒にご説明しております。
麻酔科医からの麻酔方法については説明があります。
事務員より費用や入院時のご案内をさせていただいております。

手術前の検査に採血、心電図、胸部・腹部レントゲン検査を行います。
基礎疾患やご年齢により追加で検査を場合があります。

入院・手術

執刀医から手術に関して、ご家族と一緒にご説明しております。
麻酔科医からの麻酔方法については説明があります。
事務員より費用や入院時のご案内をさせていただいております。

手術前の検査に採血、心電図、胸部・腹部レントゲン検査を行います。
基礎疾患やご年齢により追加で検査を場合があります。

手術費用と入院日数

健康保険の適用となります。3割負担の場合のおおよその目安です。
下記術式以外の概算および入院日数は来院時にご質問ください。
腹腔鏡下手術
費用 入院日数
子宮筋腫核出術 210,000円 6日
卵巣嚢腫摘出術 180,000円 6日
子宮全摘術 250,000円 7日
子宮鏡下手術
費用 入院日数
子宮筋腫核出術 80,000円~110,000円 2日~3日
内膜ポリープ切除術 180,000円 2日~3日
開腹手術
費用 入院日数
子宮筋腫核出術 220,000円 10日
卵巣嚢腫摘出術 190,000円 10日
子宮全摘術 220,000円 10日
臓器脱手術
費用 入院日数
子宮全摘術+膣閉鎖 260,000円 7日
  • 高額療養費制度の対象となります。所得によって決められた自己負担限度額を超えた分が払い戻されます。加入している健康保険証の発行元に事前申請を行い、交付された「限度額認定証」を退院までにご提出いただくと、医療費請求額を自己負担限度額までの金額にとどめることができ、医療費の窓口負担を抑えることができます。
  • 差額室をご利用の場合は別途となります。

その他の診療

子宮頸がんワクチン接種

当院で接種できるワクチンの種類は2種類になります。
ヒトパピローマウイルス(HPV)は子宮頸がんの原因となるウイルスです。
性交渉で子宮頚部にウイルス感染し、がんの原因になります。
そのため初交前の接種が勧められます。
HPVはたくさんの型番があり、日本人が子宮頸がんになりやすいウイルスの型もあります。ガーダシルは4種類、シルガード9は9種類の型に対応したワクチンになります。共に対象者は公費で接種可能です。非対象者で自費接種も可能です。
接種希望の患者様は当院までお問い合わせください。

費用
ガーダシル® (4価) 17,850円×3回(自費)
シルガード9®(9価) 27,500円×3回(自費)
接種方法

市町村から公費接種の書類が送付されたら下記当院代表番号へご連絡していただき、ワクチン接種希望の旨をお伝えください。平日15時の接種枠か土曜日12時の接種枠の予約致します。

049-242-1181(代表)
子宮癌検診/経腟超音波断層法

日本はワクチン接種率が先進国でも低く、検診率も低いため子宮頸がん罹患率の高い国に位置づけされています。2年に1度に市町村からの補助券を用いた検診やその他不正性器出血などがあれば癌検診や超音波を用いての検査を推奨します。
市町村からの補助券使用希望の患者様は当院へご予約の連絡をしてください。
症状があり、補助券使用がない場合は診療時間内に直接ご来院ください。
詳しくは下記リンクをご覧ください。

月経困難症/生理不順 低用量ピル/ミレーナ

生理が重たく、毎年の検診で貧血の指摘や痛みや、経血量が多く日常生活に支障を来たしている方へ向けた治療になります。
痛みの緩和や経血量の減少、内膜症やがんの発症率を下げる効果もあり上記でお悩みの方は一度当院へご相談ください。
周閉経期での生理不順はホルモンバランスにより、よく見られる変化です。
ただし20~30代で生理が数か月に1度しか来ない場合は治療を要する必要があるため、このような症状の方も一度ご相談ください。

性感染症 チェック

昨今急激感染者数の増加がみられる梅毒を中心にクラミジアや淋菌など性行為を介して
感染する病原体は複数存在します。中には複数感染といった事例も少なくなく、避妊具なしで性交渉をしたなどご心配の方は当院へご相談ください。

項目 クラミジア、淋菌、梅毒、B型肝炎、C型肝炎、HIV(自費)
  • 症状があり、医師が感染の可能性が高いと判断した場合は保険診療となります。
緊急避妊薬

ノルレボゲストレル(アフターピル)を内服することで72時間以内であれば約98%の避妊効果があります。

薬剤代(診察代+税込) 7,078円
  • 休日/時間外診療は費用が異なりますのでご注意ください。

婦人科外来診療表

診療時間
午前
8:30~11:00
小笠原 鈴木 小笠原 一瀬 小笠原 水戸
(紹介状持参のみ)
休診
木崎 坂口 一瀬 予約外対応 長井
岡野 大久保 江良 新坂 水戸
午後
13:30~16:00
予約外/紹介状持ち 休診 休診
  • 産科外来表はこちらをご覧ください。
  • 平日午前は予約患者様および予約外患者様の対応のため大変混雑致します。
    予約なしでご来院の患者様は時間に余裕をもってご来院ください。
    特に予約外対応のなし<月・水・金の午前>が大変混雑致します。ご周知ください。
  • 平日午後は予約外のみ患者様対応のため午前より比較的空いております。
    予約外で医師の希望がない場合は午後のご受診をおすすめ致します。

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